自然素材をふんだんに使用した純和風新築住宅:新城市(約84坪)

物件スペック

自然素材をふんだんに使用した純和風新築住宅

  • 所在地:愛知県新城市豊栄
  • 家族構成:夫婦 子供3人 祖母
  • 法規:市街化調整区域
  • 建ぺい率:30.8%
  • 容積率:41.05%
  • 構造、工法:主体構造、木造在来工法
  • 構造材:三河杉、桧
  • 基礎:ベタ基礎
  • 規模:地上2階
  • 敷地面積:988.13㎡ 約298坪
  • 床面積:1階 172.04㎡ 約52坪
    2階 106.85㎡ 約32.3坪
  • 延床面積:278.89㎡ 約84.3坪
  • 竣工:平成21年11月16日
主な仕上
  • 外壁:ガルバリウム鋼板張り・窓上漆喰塗り
  • 内壁:新壁じゅ楽・珪藻土・クロス仕上げ
  • 床:無垢板フローリング 桧・桜
  • 屋根:陶器瓦葺き(いぶし銀)

こだわり

  • お客様のご要望

    自分の山の木を使って頑丈で丈夫な家を作ってほしい。外見はシンプルであまり目だたなくてよいが、家の中はそれなりに考えて作ってほしい。

  • ご依頼の理由

    築10年の当物件の家を見て(法事で)きちんとした仕事ぶりを気に入られた。自分の山の木を上手く使って作ってもらえそうだと感じてもらえた事。

  • 使用素材

    自家材の三河杉・桧。壁の断熱はこまいで昔ながらの土壁。内装は、住む人の好みに合わせじゅ楽・珪藻土・クロスと様々

  • お客様の声

    「自家材の太い柱と思い出の材料で再現できた事に大変満足そうでした。広い室内でも床暖と複層ガラスでかなり暖かい!」

お客様の喜びのために
階段周りの作りと手すり・袖には四季折々の花をあしらった「すかし彫り」の施した板をはめました。元の「うぐいす張り」も再現。そして職人全員で刻みから仕上げまで手がけやり切り、私どもの充実感もひとしおです。

この新築住宅のこだわりポイント
お客様の材料をどこにどの様に生かして使うか色々思案しました。床材・神棚・天井板・ガラス等に既設の材料を磨いたりして再利用し新築の家に使いました。坪数は色々ありますがお客様の要望を聞き入れて気に入った家を作り上げるそれが注文住宅の良さでありまた、私たち家大工の仕事だと思っています。木は温もりを感じいつまでも飽きの来ない大事に思う気持ちが、心地よさと安らぎを与えてくれると思います。また、後世に住み継いで長く暮らしてもらう家作りを心がけて行きたいと思っています。

この事例のポイント

  • 建前の構造

    建前の構造

    野物はご主人自身で製材所まで出向き見定めた太い丸太です。3日もかけてやっと棟上でした。

  • 自家材の醍醐味

    自家材の醍醐味

    13mの6本の桁はお客さん自慢の杉材で、山では一抱え以上する様な木を32本も切ったそうです。ご主人の顔はとても嬉しそうでした。

  • 製材より荷作りしたトラック

    製材より荷作りしたトラック

    賃引きした材料を運搬する所です。前から見て迫力を感じます。

  • 正面から見た全景

    正面から見た全景

    一般的な切妻の屋根の中に落ち着きと品を感じるたたた住いです。室内は所々職人の技を感じて頂ければ幸いです。

  • 玄関入ったホール周辺

    玄関入ったホール周辺

    写真右の引き戸は家族玄関の入り口です。広いホールには昔ながらの余裕とゆとりを感じます。左の柱は、30センチ角の自家材の大黒柱です。

  • 中廊下の天井と階段上

    中廊下の天井と階段上

    天井の中に4間の埋め込み照明を取り付けました。大工泣かせの手作業で、明かりを灯した時にはこの家の見所のひとつになりました。

  • 食品庫

    食品庫

    勝手場裏のパントリー庫の棚です。3帖のスペースですが割りと一杯になり、主婦にとってうれしい収納ですね。

  • 床の間・床脇

    床の間・床脇

    床板・飾り棚・ほとんど再利用です。材はケヤキで職人が削り直しよみがえりました。築90年の材料今も健在です。

  • 座敷間仕切り欄間

    座敷間仕切り欄間

    これも90年前の作品です。当時の職人さんが彫り上げたものに違いありません。歴史を感じつつ、サイズ違いの物を上手く取り付けて頂いた業者さんに感謝します。

  • 夕ぐれの全景

    夕ぐれの全景

    照明を全灯した外からの風景。暖かみのある電球色が光ります。


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